サイトカインによる腫瘍細胞の抑制 / BRM療法

2014.12.11 kaede / サイトカイン、インターロイキン、インターフェロン、BRM療法、免疫強化

サイトカインによる腫瘍細胞の抑制、免疫細胞の増加や活性化のメカニズム

 サイトカインとは、 細胞から放出され、種々の細胞間情報伝達分子となる 微量生理活性タンパク質 (ホルモンのようなもの)の総称で、免疫系の調節、炎症反応の惹起、細胞の増殖や分化の調整、 抗腫瘍作用に関係し、感染防御、生体機能の調節、様々な疾患の発症の抑制に重要な役割を果たして います。 サイトカインの代表的なものにインターロイキン、インターフェロン、腫瘍壊死因子、ケモカイン、 コロニー刺激因子、増殖因子などがあります。


免疫システムでのサイトカインの働き

異物と認識されたもの(抗原)が感作リンパ球と結合した時に、このリンパ球から分泌される細胞間情報伝達分子となる生理活性たんぱく質の総称で、糖鎖(レセプター)をかいして免疫応答や炎症に関係し、これを促進あるいは抑制しています。

免疫システムでのサイトカインの働きをわかりやすいイラストで説明

※このような重要な情報交換をおこなう生理活性物質をサイトカインと言います。
このサイトカインをうまく機能させることで、もともと体に備わった免疫システムは強力なので、あらゆる病気を抑制し、細胞間の情報交換によってすばやく異変を感知、対応するので、健康を維持できるのです。

人の体がもっている免疫力を強化する治療法

サイトカイン療法

免疫細胞はがんと戦うために、サイトカインというホルモンのようなものを出しています。これを医薬品として製造し、患者さんに投与することで免疫力を強化させて、がん治療の効果を得ようとしたものがサイトカイン療法(非特異的がん免疫療法)です。実際、医薬品の投与により、腫瘍縮小効果は認められたものの、高度の発熱とともにショック症状や肺水腫など重篤な副作用も見られるなど、治療の限界が明らかになっています。

BRM療法(Biological Response Modifiers)

BRM療法は1980年から、新しく作られた言葉で、免疫力を高めるものを患者さんに投与することで、治療効果を得ようとする方法です。得に免疫が低下してしまう、化学療法や放射線治療、外科治療と併用することで、免疫力の低下を防いだり、体調を改善させる目的として行われています。また、再発防止などの予防としても評価されています。
医薬品としてはピシバニール、クレスチン、レンナチンなどがあり、健康食品ではフコイダンやAHCC、MGN-3、LPSなどの免疫賦活物質。整体や鍼灸といった代替医療にあたるものまで、効果が認識されているもの全般がBRM療法と呼ばれています。