がん治療にサプリメントや漢方薬を使う意味

2014.11.13 kaede / サプリメント、漢方、機能性補助食品、がん治療

免疫強化、体質改善、再発防止などの効果を得る

 ガン治療をするにあたって、ある程度の身体の状態が良くなければ現代医療の治療ができない、または、やっても意味が無いということです。身体の状態というのは体力的なことです。体力がなければ外科手術もできませんし、抗がん剤治療も自身の細胞とがん細胞も一緒に消滅させるので、自身の体力ががん細胞の体力をはるかに上まっていなければ、寿命を縮めるだけになってしまいます。
 では、何をしていくかですが、一番重要なことは「しっかり食事をとる」ということです。身体をつくっている細胞自体が「口から入れた食事」からできている、形をかえて細胞になっているのです。ですから、食事を摂った上で足りない栄養素や、免疫機能を活性化させる健康補助食品を摂取することで体調を管理していきます。
 ハーブやサプリメント、漢方などは「代替医療」として認識されていますが、近年は話題に上がる代替医療としては一番多く、次々最新の研究結果が発表され世間を驚かしています。そのため、漢方やサプリメントといったものを「代替医療」というカテゴリーで認識しない(したくない)方も多いということです。現代医療現場でも、こういったものを積極的に取り入れて成果を出しているところも多くなってきていますが、一般的な認識度はまだまだ低いようです。
 では何故、食事療法や生物学的療法(サプリメントなどを摂取する療法)が治療としての認識度が低いのか?それは身体の自己治癒能力を高めるものであるため、“結果がすぐにあらわれにくい”ということが原因だとおもわれます。そのため、“効いている感じがしない”という印象をもってしまいます。さらに現代医学には漢方やサプリメントといったものの専門的知識をもった医師が少なく、病院からは処方されずらいのも原因だとおもいます。医師も知らないものより、よく知っているものを処方するのが自然な流れですから。こういった理由により代替医療は認知されにくいのだとおもいます。
 医薬品の特徴としては、すぐ効果でるものが多く、緊急性が必要な場合はとても優れていますが身体に無理がかかり副作用となって影響がでます。しかし、食事療法や生物学的療法(サプリメントなどを摂取する療法)といったものは、身体の内部からゆっくり改善していき、病気になった根源(生活習慣など病気になった原因)から治していくので、再発しにくく、隠れた他の疾患や未病などにも効果があるところが優れています。こういったところから、サプリメントや漢方薬を食事と一緒に摂取していくことが、体調を整え、体力や免疫力の強化をしていくうえで重要な役割をしめています。  がん治療に必要な免疫強化、体力、他の疾患の予防、体質改善、さらに再発防止。これらが抜けていると、いくら病院へ通っていても治るはずがありません。健康というものはどういったものかを考え、しっかりとした食事とこういった健康補助食品のサポートをしてみてはどうでしょうか。

オーダーメイドの漢方薬(湯液)

 最近ではテレビでもよく見る漢方薬。保険適用の漢方もあり、風邪などでは病院でも処方箋としてでてきます。
 一般的に漢方といえば、粉薬という印象を持っていますが、本格的なものは生薬を切り刻んで煎じてつくる「湯液」と呼ばれます。あまり飲んだことがある人は少ないでしょう。粉薬の方は生薬を煎じてフリーズドライにしたようなもので、品質も一定に保て、日常生活においても携帯しやすいという利点があります。しかし、粉薬にできる生薬も全体からみれば、ごく一部の種類であり、すべての生薬を粉薬にするには数千種類もあり不可能です。残念ながら漢方の力を完全に活かしきれていないのも事実です。
 いっぽう湯液の場合、オーダーメイドによる処方ができ、1人1人の体調にあった漢方を作ることができます。その反面、生薬自体の品質や薬剤師の力量で効果が左右される一面もあります。近くに漢方薬局があれば、一度利用してみるのも良いとおもいます。がんの患者さんにとって体調で一番良くないことは「身体の冷え」ですから、身体の冷えは漢方にとって得意とする分野ですし、現代医療での検査結果では異常がないのに“何故かしんどい”“だるい”などの体調不良などは漢方で改善されることが多いので、薬剤師に相談されると良いとおもいます。

経験的に試すべき方法のサプリメント

 サプリメントには医薬品と同じ、または、それに類似する成分が含まれていることもあり、相互作用を及ぼす可能性も十分に考えられます。こうした可能性を正しく認識して、医療従事者とのコミュニケーションをとることが必要です。サプリメントとは「補充する」という意味で、健康補助食品や栄養補助食品として理解されています。その名の通り、しっかりとした食事で栄養を取ることが前提であり、サプリメントはあくまで補助するためだということを忘れてはいけません。めちゃくちゃな食生活を補正するものではなく、サプリメントだけに依存するような食事では意味がないのです。
 こういったことをふまえて、経験的に試すべき方法はいくつかあります。代表的なものをあげると、フコイダン(硫酸多糖)、AHCC(活性化糖類関連化合物)、MGN-3(バイオブラン)、LPS(リポ多糖)といったものがあります。もちろん科学的根拠の有効性や研究データもでていますし、臨床データも公開されていますが有効だと断言はできません。しかし、医薬品でも同じことがいえるので、試してみないと結局のところわからないのです。
 健康食品は、様々な方法でPRされていて、一部のあやしい健康食品により印象が悪くなっているのも事実です。その中から、確かなものを簡単に選び出す方法は別に記述しますが、すべてを「科学的な根拠のある有効性データがない」といって否定するのは、少し無知だと考えます。現代医療の医師にも漢方やサプリメントは「自己責任で」といったことを言う、おかしな医師もいます。じゃあ、抗がん剤などが効かなかったら医師達は責任とるのか?という話にもなりますよね。そんないざこざは置いといて、広い視野で物事を見て、どれが自分たちにとって良いのかを現代医療や代替医療のカテゴリー内から選び出す作業を担当医や家族、代替医療の専門家たちと全員でコミュニケーションを取っていくことが、もっとも大切なことだということを忘れてはいけません。